前回は秋のアレルギーの原因、主な症状についてお伝えしました。
秋は、ブタクサやヨモギなどの花粉が飛散し、アレルギー症状が出やすい季節です。
秋のアレルギー対策として、以下の点に注意して生活を送ることが大切です。
1外出時の対策
- マスクやメガネを着用して、花粉の侵入を防ぐ
- 花粉の多い日や時間帯(特に午前中)の外出を避ける
- 花粉情報をチェックして、飛散が多い日はできるだけ屋内で過ごす
- 帰宅後は洗顔やうがい、手洗いを行い、花粉を落とす
- 衣類や髪に付着した花粉を室内に持ち込まないよう、玄関でコートなどをはたいて花粉を落とす
- 洗濯物は外に干さないようにし、室内で乾燥させるか、乾燥機を使用する
2室内での対策
湿度管理
室内の湿度を50%以下に保つと、カビやダニの発生を抑えられます。
特に湿気がこもりやすい場所(浴室や台所)はこまめに換気を行うことが重要です。
掃除の徹底
掃除機や除湿機を使って、部屋の隅々まで掃除を行い、ダニやホコリを除去します。
布団やカーペットは定期的に掃除機をかけ、可能ならばダニ対策用のカバーを使用することも効果的です。
寝具の管理
布団や枕はこまめに干すか、天日干しが難しい場合は布団乾燥機を使って湿気を取る。
ダニが発生しやすい枕やマットレスには、防ダニカバーを使用すると効果的です。
3空気清浄機の活用
空気中に漂う花粉やカビの胞子を除去するために、空気清浄機を使用することも効果的です。
特に、フィルター付きのものを使用すると、花粉やダニを効果的に取り除けます。
4体調管理
- 免疫力を高めるために、バランスの取れた食事や十分な睡眠を心掛けましょう
特にビタミンCやDはアレルギー症状を緩和する効果が期待されます - ストレスを軽減し、適度な運動を行うことで体の免疫機能が向上し、アレルギー症状を軽減できます
5市販薬や点眼薬の活用
アレルギー症状が軽度であれば、市販の抗ヒスタミン薬や点眼薬を使って対策できます。
症状が重い場合や長引く場合は医師の診察を受け、適切な薬を処方してもらいましょう。
6定期的な換気
外の花粉が少ない時間帯に、換気を行い、新鮮な空気を取り入れることが大切です。
特に、湿気やカビを防ぐために室内の空気を循環させることは効果的です。
眼科に行くべきタイミング
以下の症状、お悩みがある場合は、早めに眼科を受診しましょう。
- 目が腫れて赤くなる
- 激しい痛みを伴う
- 視力低下が続く
- 目やにが大量に出る
- 市販薬を使っても改善しない
- 症状が強く、日常生活に支障が出る
秋のアレルギーは、花粉の種類や体質によって症状が異なります。
症状が気になる場合は、眼科を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。
次回はアレルギーの予防、治療法についてお伝えします。