今回は白内障の原因についてお話します。
どうして白内障になるの?
白内障は水晶体(目のレンズ部分)が白く濁る病気ですが、その主な原因は加齢によるものです。
しかし、その他にもさまざまな要因が影響します。
加齢(最も一般的な原因)
・年齢とともに水晶体のタンパク質が変性し、白く濁る
・60代以上の約8割が何らかの白内障の症状を持つといわれている
紫外線の影響
・長年、紫外線を浴び続けることで水晶体がダメージを受ける
・屋外での活動が多い人はリスクが高まる
生活習慣(喫煙・食生活)
・喫煙は白内障のリスクを高める
・抗酸化作用のあるビタミン不足(ビタミンCやE)も影響
糖尿病
・高血糖が続くと水晶体の代謝が乱れ、白く濁りやすくなる
外傷(外傷性白内障)
・力仕事やスポーツなどで目を強く打ったり、強い衝撃が加わるこによって発症
・眼内の手術時に水晶体がダメージを受ける
ステロイド薬の長期使用
・ステロイド薬は炎症を抑える効果があるが、細胞の増殖を促進するため、長期的に使用すると白内障のリスクが上がる
・加齢が原因の白内障よりも進行が早い
白内障は、早めの検査と適切な治療で進行を遅らせることができます。
次回は白内障の検査方法についてお伝えします。