今回は白内障の治療法についてお伝えします。
白内障の治療法について
白内障の治療法は、進行度に応じて異なります。
初期段階では、進行を遅らせるために点眼薬を使用しますが、根本的な治療にはなりません。視力低下が進行し、日常生活に支障をきたす場合は、手術が唯一の有効な治療法となります。
薬物療法(初期)
白内障の初期段階では、薬物療法として点眼薬(進行抑制薬)が用いられることがあります。
これは、水晶体の濁りの進行をゆるやかにすることを目的とした治療で、完全に治す効果はありません。
視力への影響が少ない段階では、日常生活に支障が出るのを遅らせるために使われます。
ただし、進行を止めることはできないため、視力の低下が進んだ場合は最終的に手術が必要となるケースが多いです。薬物療法はあくまで一時的な対応となります。
手術
白内障が進行し、視力低下や日常生活に支障がある場合には手術が唯一の根本治療です。
濁った水晶体を取り除き、代わり人工の眼内レンズ(IOL)を挿入します。
一般的には日帰り手術ですが、さっか眼科では入院出来る病棟を完備しておりますので、日帰りか入院か選択して頂くことが可能です。
■眼内レンズには種類があります
単焦点レンズ | ・1つの距離にピントが合う ・保険適用 |
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多焦点レンズ | ・遠くと近くの両方にピント ・保険外(自費診療が多い) |
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