お知らせ

2025.09.08

(ブログ)「近視」って、どういう状態?〜見え方とその仕組み〜

こんにちは。北九州市八幡西区のさっか眼科医院です。
前回は、見え方のズレ「屈折異常」についてご紹介しました。
今回はその中でも、特に多くの方が悩まれている「近視(きんし)」についてお話します。

近視とは、「遠くが見えにくい」状態のこと

  • 遠くの文字(黒板・標識・看板など)がぼやけて見える
  • テレビやスクリーンを見るとき、つい近づいてしまう
  • 目を細めて見るクセがある(細めるとよく見える)
  • 夜間の視界が不安定、ライトがにじんで見えることがある

こうした症状は、近視の典型的なサインです。
近視は、遠くのものがはっきり見えない状態のことをいいます。

なぜ遠くが見えづらくなるの?

ものを見るとき、目に入った光は「角膜」や「水晶体」を通って屈折し、目の奥の「網膜(もうまく)」でピントを結ぶことで、像がはっきり見えます。
ところが、近視の目では眼球が少し長く伸びているため、光が網膜よりも手前でピントが合ってしまうのです。
そのため、遠くのものほどピントが合わず、ぼやけて見えてしまいます。

小学生・中学生の近視が増えています

近年は、スマートフォンやタブレット、ゲーム機などを長時間見る生活が日常になっています。
そのため、お子さまの近視のご相談が増えています。
特に屋外で過ごす時間が少ないと、近視の進行が早くなる傾向もあることがわかってきています。

  • 授業中に黒板が見えづらそう
  • 勉強するとき、ノートに顔を近づける
  • テレビやスマホに顔を寄せて見る
  • 目を細めて物を見ることが多い

こうした様子が見られたら、一度視力検査を受けてみることをおすすめします。

近視が進むとどうなるの?

近視は、多くの場合、成長とともに少しずつ進行します。
「軽いから大丈夫」と放っておくと、進行してしまい、強度近視(きょうどきんし)と呼ばれる状態になることもあります。
強度近視になると、視力の低下だけでなく、網膜剥離や緑内障といった目の病気のリスクも高まります。

「見えるようにする」だけでなく「進行を抑える」ことも大切に

眼鏡やコンタクトで見えるようにすることはもちろん大切ですが、特にお子さんの場合は、近視の進行を抑えることも重要です。

次回は、「近視を進行させないためにできること」をテーマに、生活習慣や治療の選択肢についてお話ししていきます。

気になることがあれば、いつでもご相談ください。目の健康を守るお手伝いをさせて頂きます。

さっか眼科からの お知らせさっか眼科からの お知らせ

医薬部外品 栄養補助食品医薬部外品 栄養補助食品

知っておきたい 眼とレンズの豆知識知っておきたい 眼とレンズの豆知識

コンタクトレンズについてコンタクトレンズについて

眼鏡について眼鏡について

医療法人 朔夏会 さっか眼科

〒806-0049
福岡県北九州市八幡西区穴生1丁目17-21

受付時間
(診療開始)
8:45~12:30
(9:00~)
14:00~16:30
(14:30~)

※ご予約の患者さまの受付時間はこの限りではありません。
13:30~16:00(診療開始14:00~)
休診日:木曜・日曜・祝日

お問い合わせ

093-642-6161

筑豊電鉄 穴生駅 徒歩1分

西鉄バス 穴生電停前 徒歩1分

医院専用 駐車場50台分完備