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2025.10.06

(ブログ)「遠視」ってどんな見え方?〜実は気づかれにくい目の状態〜

こんにちは。北九州市のさっか眼科医院です。
今回は、屈折異常の一つである「遠視(えんし)」についてお話します。
「近視はよく聞くけれど、遠視はよくわからない」そんな声をよくいただきます。
実は遠視は、気づかれにくく、目の疲れや集中力の低下として現れやすいタイプの屈折異常です。

遠視とは、「ピントが奥に合ってしまう」状態です

人の目は、角膜や水晶体を使って光を曲げ、網膜にピントを合わせています。
このピントが網膜よりも奥に合ってしまうと、像がはっきりと見えません。これが「遠視」です。

  • 近くの文字(本・スマホ・メニューなど)が読みにくい
  • 長時間、近くを見ると目が疲れる
  • ピントを合わせるのに時間がかかることがある
  • 遠くも近くも“なんとなくぼやける”と感じる
  • 小さい文字を読むときに、無意識に距離をとってしまう

名前の印象から「遠くがよく見える目」と思われがちですが、実際には、遠くも近くも見えづらく、目がすぐ疲れるという方も多いです。
特に軽度の遠視では、目の筋肉が頑張ってピントを合わせようとするため、「見えているつもり」になってしまうこともあります。 そのため、周囲も本人もなかなか気づきにくいのです。

お子さんの遠視は特に注意が必要です

小さなお子さんは、ピントを調整する力が強いため、遠視があっても一見ふつうに見えているように感じます。ですが実際には、

  • 字を読んだり書いたりするのを嫌がる
  • 集中力が続かないる
  • 目がしょぼしょぼして、よく目をこする

といったサインが出ていることもあります。
さらに、強い遠視がある場合、斜視や弱視につながることもあるため、早めの視力検査や適切な矯正がとても大切です。

「何となく疲れる目」の背景に遠視があることも

  • パソコン作業で目がつらい
  • 本を読むとすぐに集中できなくなる
  • 夕方になると視界がぼんやりする

こういった症状の裏に、気づかれていない遠視が隠れているケースもあります。
「視力は悪くないのに疲れる」という方は、一度屈折の状態を確認してみてもよいかもしれません。

次回は、遠視を放っておくとどうなるのか、そしてどんな矯正方法や配慮が必要なのかについて詳しくご紹介します。

「遠視って大丈夫なの?」と気になっている方は、ぜひご覧ください。

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