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2025.11.21

(ブログ)緑内障の原因と種類

こんにちは、北九州市八幡西区のさっか眼科です。
前回は緑内障とは何か、どのような症状なのかお話ししました。
今回はより具体的に緑内障の原因や種類についてお話します。

緑内障の原因

【資料参照:参天製薬】

緑内障は、視神経(目から脳へと情報を送る神経)が障害されることで、視野が少しずつ狭くなる病気です。主な原因は「眼圧(目の内側の圧力)」の上昇ですが、眼圧が正常でも視神経が弱い体質の方は発症することがあります。
眼圧は、目の中を流れる「房水(ぼうすい)」という液体の流れが悪くなり、排出がうまくいかなくなることで上がります。これにより視神経に負担がかかり、徐々に障害が進んでいきます。
また、遺伝的な要因や加齢、強度近視、糖尿病なども発症のリスクを高めるといわれています。つまり、眼圧だけでなく「視神経の強さ」と「血流」などの複合的な要因が関係している病気です。

緑内障の種類について

緑内障にはいくつかの種類があります。最も多いのは原発開放隅角緑内障で、房水(目の中の水)の流れが悪くなり、眼圧がゆっくり上がるタイプです。自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行するのが特徴です。
一方、正常眼圧緑内障は眼圧が正常でも視神経が弱く障害されるタイプで、日本人に特に多くみられます。
閉塞隅角緑内障は房水の通り道が急にふさがり、眼圧が急上昇するため、強い痛みや吐き気などを伴うことがあります。
このほか、他の病気が原因の「続発緑内障」や生まれつきの「先天緑内障」もあります。

種類 主な原因特徴 症状の出方 日本人での割合 治療の基本

正常眼圧緑内障       
眼圧は正常でも視神経が弱く障害されるタイプ 自覚症状が少なく、気づきにくい

日本人に特に多い     

視神経保護と血流改善を目的に点眼・経過観察

原発開放隅角緑内障
房水(目の中の水)の出口が少しずつ詰まり、眼圧がじわじわ上がる ゆっくり進行し、自覚症状がほとんどない 7 点眼による眼圧コントロールが中心


原発閉塞隅角緑内障

房水の通り道(隅角)が急に塞がり、眼圧が急上昇 急激な視力低下、目の痛み、頭痛、吐き気など 1 早急な治療(レーザー・手術)が必要

続発緑内障
他の病気や外傷、薬の副作用などが原因 原因により症状が
異なる
原因疾患の治療と眼圧コントロール

先天緑内障
生まれつき房水の流れが異常 生後まもなくから涙・まぶしが出る 手術が中心

緑内障は自覚症状がほとんどないため、健診や定期検査で早期に見つけることが何よりも重要です。
40歳を過ぎたら、一度は眼科で緑内障の検査を受けることをおすすめします。

次回は緑内障の検査についてお伝えします。

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